【クリニック・薬局向け】自動精算機&自動釣銭機 4機種比較ガイド
お役立ち情報
2022/05/16
「感染対策」「人手不足」「業務効率化」これらの課題を解決できるシステムとして自動精算機・自動釣銭機の導入が医療機関様でも進んでいます。
導入効果の高い反面、一般的に自動精算機・自動釣銭機は高額なシステム、慎重に検討する必要があります。業種別におすすめ機種を4機種ピックアップ。
そもそも自動精算機と自動釣銭機の違いは?会計の流れはどうなるの?等々、自動精算機・自動釣銭機選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
① 自動精算機と自動釣銭機の違いは?
最大の違いは「スタッフ様」が付いている必要が「ある」か「ない」かです。
■自動精算機
機械の操作~お釣りの受け取りまで、すべて患者様側で行います。
■自動釣銭機
機械の操作はスタッフ様(一部患者様操作も有り)、お金の投入・お釣りの受け取りは患者様が行います。
自動精算機はスタッフ様が機械本体に触れる必要がありません(営業終了後の現金回収や受付端末側での操作は有り)
その為、自動精算機は自動釣銭機と比較して高額になります。
『価格だけを比較して自動釣銭機を導入したが結局スタッフの手間が減らなかった』
という事にならないように、業種・運用に適した選択が必要になります。
② 会計の流れはどうなるのか?
実際に導入したら会計はどの様な流れになるのか?
導入機種やメーカーによって差はありますが、大きく下記の2通りの運用方法になります。
①レセコン連携パターン
レセコンと自動精算機(釣銭機)をデータ連携させるパターンです。
診察券や受付票に印字したバーコードを自動精算機(釣銭機)に読み取らせて会計。
会計完了後、完了データがレセコンに送信され、レセコン側でも会計完了処理が行われます。
レセコンと完全にデータ連携を行うため、会計処理のレセコン操作の手間が軽減されます。
レセコンとのデータ連携の為の設定費用が、自動精算機(釣銭機)側とは別にレセコン側でも発生します。
レセコンメーカーと機種によっては対応できない場合があります。費用はメーカーにより変わります。
②バーコード連携パターン
受付票や明細書にバーコードを印字、それを自動精算機(釣銭機)に読み込ませる運用方法です。
バーコードには金額情報が載っており自動精算機(釣銭機)上での会計処理は完了します。
しかし、レセコンに会計完了データは送信されない為、レセコン側でも会計完了処理が必要になります。
レセコン側の設定はバーコードを印字させるだけなので、一般的に①レセコン連携パターンよりレセコン側の設定費用は少なくなります。
③ 忘れがちなポイント【お釣りが循環式かどうか】
循環式とは、患者様が投入した現金がお釣りとしても排出される仕組みの事です(還流型と言う場合もあり)。
投入した現金を循環させることで、お釣り補充の頻度が減ります。患者様の人数にもよりますが、循環式の方がスタッフ様がお釣り補充をする作業の手間を減らせます。
当たり前の機能のように感じられますが、循環式でない機種もある為、精算機選びの際にはチェックしたいポイントです。
自動精算機・自動釣銭機 おすすめ4機種比較
クリニック向け自動精算機・Flexcom Pay(フレックスコムペイ)
複数メーカーからクリニック向け自動精算機が販売されていますが、フレックスコムペイは業界最小クラスかつ低コストの自動精算機です。
現金だけでなくクレジット・電子マネー・QRコード決済の主要ブランドに対応。貨幣処理機器メーカーが開発しており、お釣りも循環式となっています。
レセコン連携にも対応。精算機下部のスタンドを外して、カウンターに設置することも可能です。
薬局向け自動精算機・Pharma Cube(ファーマキューブ)
業界では珍しい薬局様に特化した自動精算機です。
薬局様ではOTC薬や物販も多く行われています。ファーマキューブはアプリ上で保険薬とOTCを分けて情報を飛ばすことができるため、同時に会計処理が可能です。また、保険薬とOTC・物販の会計情報も分けて管理することも可能です。
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